


〈共に作る〉ことをテーマに新プロジェクトをHAKUHA PROJECTより発表。「Make up with」第一回目として、谷小夏さん(イラストレーター)をお誘いし、本プロジェクトのプロデューサーである野田ジャスミン(ceramic artist)との共同制作による作品を発表して行きます。「Make up with」では、制作過程のレポートや完成後の展示までを行い、過程もご覧いただくことで、鑑賞者も一緒に作り上げていく感覚を味わえるプロジェクトになっています。
タイトルである「Make up with」は、「〜と作り上げる」の他に「〜で補う」といった意味を持っており、平面と立体がそれぞれの持つ表現領域を補い合い、拡張するというメッセージが込められています。
アーティスト:谷小夏 Tani Konatsu
1993年 大阪生まれ。
2016年 京都精華大学デザイン学部イラストコース卒業
参考作品(過去作)




制作資料 イメージイラスト



アーティスト:野田ジャスミン Noda Jusmin
1996年 タイ生まれ。
2018年 HAKUHA PROJECT 設立
2022年 ハクハ陶芸教室 開講/企画監修
参考作品(過去作)


HAKUHA PROJECTは2018年より活動を開始し、多様化し複雑化した陶芸領域の全貌を捉えることを目的に、現代における陶芸の全側面に着目することを理念として、隣り合う領域間(「芸術⇆工芸」を野田の作品、「一点物(手工芸)⇆大量生産(産業)」をハクハスタジオでのプロダクトetc)で中立な提案を行うことで双方に揺さぶりをかけ、陶芸の輪郭を炙り出す活動を行ってきました。
そして、2022年より、株式会社nui運営の元、「ART SPACE NUI」と合流する形で、大衆が陶芸へ寄せる認知の多くが集まる“陶芸教室”を題材に〈本質的な陶表現と娯楽としての体験施設〉の間にあるニュートラルなあり方を理想とする「ハクハ陶芸教室」を開講しました。
この度はさらに新たな活動として「造形と装飾(平面)」を起点に、平面作家との共同制作による作品制作プロジェクト「Make up with」を発表します。
この活動のきっかけとして、2021年にHAKUHA PROJECTで行った石原梓さん(painter)の作品「Riverbed」に制作協力で関わり、普段行われている絵画表現を陶表現へ落とし込む過程で生じた相乗作用の発見にありました。
江戸時代に京都で始まった仁清焼のような、装飾(平面)優勢のプロセスをデザイン的に落とし込むだけでなく、双方で現代表現を取り込み、新たな「造形と装飾(平面)」の可能性を探求して行きたいと考えています。
HAKUHA PROJECT
art producer/ceramic artist
野田ジャスミン
提供:株式会社nui